
Instagramアカウント運用で最も重要なアクションといえば、「投稿の企画・制作・発信」ですよね。
SNSはその性質上、毎日のように投稿を継続する必要があります。しかし、投稿を続けているとネタ切れやマンネリ化、クオリティへの不満など、無数の問題が発生します。
この記事では、こういった投稿にまつわる問題の対処法として、テテマーチが開発したフレームワーク「4P」を利用した「投稿の最適化」について解説します。
この記事を読めば、以下のような疑問が解消するでしょう。
どの投稿のどの指標を改善すべきか
何をどのくらい投稿すべきか
投稿のアイデアをどのようにして得るか
エンゲージメントの増える投稿はどう作るか
ハッシュタグはどのくらい付ければよいのか
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「投稿の最適化」とは、Instagramの特性(いわゆる「アルゴリズム」)やInstagramユーザーの思考・感情を理解したうえで、Instagramからもユーザーからも評価されるようなコンテンツを作り、投稿し続けるための仕組みづくりです。
Instagramは以前にも増して成果の出づらいプラットフォームになりつつあります。 SINIS for Instagramにご登録いただいているアカウントのデータを分析した結果、フィード投稿もストーリーズ投稿も、1投稿あたりのリーチ数は減少傾向にあります。

したがって、Instagramの複雑なルールを頭に入れたうえで、フォロワーのことを誰よりも理解して「投稿を最適化」できたアカウントだけが成果を出すことができるのです。
「4P」には、以下の4つの要素が含まれています。
Instagramに投稿するプロセスを分解した4ステップで、頭文字に共通して「P」がつくことから、それらをまとめて「4P」と呼んでいます。

投稿のエンゲージメントやリーチが伸び悩んでいるときに「上手くいかない」と漠然と悩んでいるだけでは、問題は解消しません。
そんなときに、何気なく行っている普段の投稿プロセスを改めて客観的に分解し、眺めて見ると、「ここは抜けていたな」「ここは改善できるかもしれない」というポイントが見つかるはずです。
さて、4Pについて詳しく見ていく前に、まずはあなたのアカウントの課題を特定してみましょう。
アカウントの課題を特定するために、あなたのアカウントのフィード投稿の「リーチ率」を計算します。
フィード投稿の「リーチ率」とは「フォロワーのうち、どれくらいのユーザーにフィード投稿を見てもらえているか」の基準となる指標です。 高ければ多くのフォロワーに投稿を見てもらえている可能性が高く、逆に低ければフォロワーに投稿を見てもらえていません。
4Pにおけるフィード投稿の「リーチ率」は、過去1ヶ月間で最も「リーチ数」が高かったフィード投稿の「リーチ数」を、その日の「フォロワー数」で割ることによって求められます。
(例)「リーチ数」が10,000で「フォロワー数」が30,000なら、「リーチ率」は33%

「リーチ数」も「フォロワー数」も、SINIS for Instagramで簡単に確認できます。
過去1ヶ月間で最も「リーチ数」が高かったフィード投稿は、フィード投稿一覧で「リーチ数」が多かった順に投稿を並べ替えることで見つけてください。投稿日がわかったら、その日のフォロワー数をグラフで確認しましょう。

「リーチ率」が20%未満の場合
課題は「フォロワーの質を高めること」です。まずはフォロワーとの関係性を改善し、より多くのフォロワーに投稿を見てもらえるような状態を作りましょう。
「リーチ率」が20%以上の場合
課題は「フォロワーの数を増やすこと」です。フォロワーを含め、どれだけ多くのユーザーに投稿を見てもらえるかを考えて投稿を最適化していきましょう。
ここからは、いよいよ「4P」を使った投稿最適化についての解説です。
「Project(計画)」とは、「どんな目的で・どの投稿形式で・どれくらい投稿するか」を考えるステップです。

「リーチ率」が20%未満の場合

投稿の目的は「フォロワーの質を高めること」です。
フォロワーとのコミュニケーションに有効なのは主に「フィード投稿」と「ストーリーズ投稿」なので、その2つに注力しましょう。
フィード投稿では「いいね数」と「保存数」を、ストーリーズ投稿では「リーチ数」と「返信数」を集中的に改善し、フォロワーに投稿をよく見てもらえる状態を目指しましょう。
「リーチ率」が20%以上の場合

投稿の目的は「フォロワーの数を増やすこと」です。
フォロワー以外にも投稿がリーチする「フィード投稿」と「リール投稿」を活用し、フォロワー以外に投稿を見てもらえるようにしましょう。
フィード投稿では「保存数」を、ストーリーズ投稿では「再生数」と「シェア数」を集中的に改善し、アカウントの「リーチ数」を最大化していきましょう。
SINIS for Instagramにご登録いただいている60,000アカウント以上のデータから導き出した、おすすめの投稿数は以下の通りです。
フィード投稿 :月30投稿または60投稿(1日に1〜2投稿)
ストーリーズ投稿:月60投稿(1日2投稿)
リール投稿 :月1投稿以上
注意しなければならないのは、投稿数は手段であって目的ではないということです。投稿数を増やせばアカウントが成長するわけではありません。
大事なことは「ユーザーが欲しいときに欲しい情報を届ける」ことです。適切なタイミングに、質の高い投稿を届けられるような仕組みをつくっていきましょう。
「Planning(企画)」は、「その投稿で、誰がなぜ喜ぶのか?」を考えるステップです。

どんな投稿でも、誰かにとって有益だったり、ポジティブな感情を与えたりといった「良い影響」がなければ、投稿は伸びません。
この「良い影響」について客観的に考え、整理するのが「Planning(企画)」です。
例えば、以下のような図を用いて、自社の投稿を4つのエリアに分類する方法をおすすめします。

「ファン向け」かつ「商品情報」
一部の既存ユーザーやファンにとって有益な、商品やサービスに関する情報です。 例えば、既存商品のマイナーアップデートや、既存商品の使い方・活用方法、既存ユーザー向けのキャンペーンやイベントの告知などです。
「ファン向け」かつ「お役立ち情報」
一部の既存ユーザーやファンにとって有益な、商品やサービスと直接関係のない情報です。 例えば、自社に関する意外な豆知識、サービスやブランドの歴史や成り立ち、スタッフの人柄やエピソードなどです。
「大衆向け」かつ「商品情報」
ユーザーやファンでなくても必要とするような、商品やサービスに関する情報です。 例えば、人気商品のバリエーション追加や、多くの人にニーズのありそうな新商品の発売情報などです。
「大衆向け」かつ「お役立ち情報」
ユーザーやファンでなくても必要とするような、商品やサービスと直接関係のない情報です。 例えば、料理のレシピ、おすすめの飲食店まとめ、着回しコーディネートのアイデア、紫外線対策のノウハウなどです。

「リーチ率」が20%未満の場合は、フォロワーの質を高めるために「ファン向け」の投稿の割合を増やすことが有効です。ただし、そもそも「ファン」と呼べるようなフォロワーがいない場合には、「大衆向け」の投稿を増やすことから始めましょう。
「リーチ率」が20%以上の場合は、「大衆向け」かつ「お役立ち情報」の投稿を増やし、フォロワー以外のユーザーにも投稿が拡散するようにしてください。
「Production(制作)」は、「どのような工夫をして投稿を制作すれば、ユーザーに受け入れられるか」を考えるステップです。

テテマーチが開発した、「ユーザーがSNS投稿を発見してから利用するまでの流れ」を可視化するフレームワーク「AIOEU」を活用しながら、投稿の設計・振り返りをしましょう。

Attention(注意) :投稿を目にした瞬間に注意を引かれるか
Interest(関心) :投稿に興味・関心を持ってもらえるか
Observation(滞在):投稿を注視・熟読してもらい、滞在時間を伸ばせるか
Engage(反応) :いいね、保存、コメント、シェアなどを獲得できるか
Use(利用) :その投稿をどこかで利用・活用できるか
投稿のエンゲージメントやリーチが伸び悩む場合、このどこかでユーザーが離脱している可能性が高いです。
各ステップをひとつずつ確認し、自社アカウントの投稿に足りない部分を見つけ、改善しましょう。
「Post(投稿)」は、デザインしたコンテンツを実際に投稿するステップです。

ここでは、主に「いつ投稿するのか」「キャプションには何を書くのか」「どのハッシュタグをどのくらい付けるか」などについて考えます。
SINIS for Instagramに登録されているアカウントの投稿を調査した結果、他の時間帯に比べてリーチ数が伸びやすい時間帯は下記のとおりでした。
フィード投稿 :6時 / 12時 / 21時
ストーリーズ投稿:12時 / 18時 / 21時
ただし、投稿時間はアルゴリズム1要素に過ぎません。
「Post(投稿)」において最も重要なことは、ユーザーの生活シーンやそのときの行動・感情を具体的にイメージすることです。

この時間帯であれば、こういう行動をしているだろうな
そのときにはこんな感情になっているだろうな
であれば、こんな投稿が求められているに違いない
などと発想を膨らませ、ユーザーが求めるコンテンツを、求めるタイミングで発信しましょう。
ハッシュタグについて、明確な正解はありません。
ただし「30個必ず付けなければならない」「多ければ多いほどよい」というわけではないことは、以下のデータからわかります。

このグラフは、SINIS for Instagramに登録されているアカウントのフィード投稿の「ハッシュタグ個数ごとのフィード投稿リーチ数(中央値)」です。
グラフを見ると、ハッシュタグの個数が多くてもリーチ数が伸びるわけではないと言えます。むしろ、2〜6個程度にしたほうが、リーチ数が多い傾向にあるのです。
もっとも、必ずしもハッシュタグの数を減らさなければいけないというわけではありません。
特に、アカウントを立ち上げたばかりでフォロワーからのエンゲージメントが獲得しづらいときや、ハッシュタグ経由のリーチ数がかなり多い場合には、むしろハッシュタグの数は多いほうが成果につながるでしょう。
ただ、不要なハッシュタグを無理に付け、リーチ数を稼ごうとするようなことは控えたほうがよいと思われます。「必要なものを必要なだけ」付けるようにしましょう。
最後に、4Pそれぞれですぐに実践できるポイントをまとめます。
Project(計画):リーチ率20%を基準として、アカウントの課題を明確にする
Planning(企画):自社の投稿を4つのエリアに分類してみる
Production(制作):AIOEUを使い投稿を細かく見直してみる
Post(投稿):ユーザーの生活シーンを想像し、投稿時間やハッシュタグを調整する
フレームワークを使って、効率よくアカウント・投稿を改善していきましょう。
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ブログでは、SINISの活用法はもちろん、
分析に関するTipsや各種調査結果などをお伝えしています。

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